こんにちは、看護師ハムです。
元美容看護師であり、多くの患者様の脱毛の施術を担当させて頂きました。
また、私自身も毛が濃いことに悩み、美容(サロン)脱毛と医療脱毛を合計4ヶ所で受けてきました。

医療脱毛に通いたいけど、沢山クリニックがありすぎてどこの無料カウンセリングを受ければ良いか分からないよ。
何を重要視すれば良いの?

そうだよね。クリニック選びのポイントは大きく3つあるから、まずはそれを押さえておこう!
医療脱毛を契約するには、まずクリニックを選んで、無料カウンセリングを受ける必要があります。無料カウンセリングを受けて、その場で契約するも良し、一旦考えるも良しです。
医療脱毛にいざ通いたいと思って、「医療脱毛 おすすめ」で調べても沢山のクリニックが出てきて、「結局どこが良いの?」「何を重要視すれば良いの?」と悩んでしまう方は多いのではないでしょうか。
或いは、「ここが一番安いから」という理由だけで無料カウンセリングを申し込んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、そういった方に向けて、医療脱毛クリニックを選ぶ時に見るべきポイントを解説していきます。
医療脱毛は決して安い買い物ではありません。どうせやるなら失敗したくないですよね。
この記事を読んでおけば、自分の目的やニーズに合った医療脱毛クリニックが選択できるようになり、契約後に「これを調べておけば良かった」と後悔することはないでしょう。
是非、クリニック選びの参考にして下さい。
ポイントは3つ
ズバリ、クリニック選びのポイントは以下の3つです。
- 導入している脱毛機器&脱毛方式の種類
- コース料金(コスパ)&コース料金以外の追加料金
- 通いやすさ
これらを比較していくことが重要です。では、それぞれを詳しく見ていきましょう。
導入している脱毛機器&脱毛方式の種類
脱毛をするなら、自分の毛質や肌質に合っていて、効果がしっかり出る脱毛機器で施術を受けたいですよね!
医療脱毛の効果は、以下の2つの組み合わせによって決定します。
- 脱毛方式:「蓄熱式(SHR)」か「熱破壊式(HR)」
- 医療レーザー:「アレキサンドライトレーザー」、「ダイオードレーザー」、「ヤグレーザー」

基本、熱破壊式は3つのレーザーに分類されますが、蓄熱式はダイオードレーザーになります。
蓄熱式と熱破壊式って?
脱毛方式は、「蓄熱式(SHR)」と「熱破壊式(HR)」に分類されます。
蓄熱式(SHR:Super Hair Removalの略):低出力のレーザーを何度か照射し、熱を蓄えることによって、「バルジ領域」と呼ばれる、毛が生えるように指示する、言わば「毛を生やす司令塔」を破壊する脱毛方式
熱破壊式(HR:Hair Removalの略):高出力のレーザーを一発照射することで、発毛組織である「毛母細胞」や「毛乳頭」、つまり「毛を生やす種」を破壊する脱毛方式

脱毛方式それぞれのメリット、デメリットは以下の通りです。
蓄熱式 | 熱破壊式 | |
---|---|---|
メリット | ・産毛にも効果あり ・痛みが少ない ・肌トラブルのリスクが小さい ・色黒肌や敏感肌もOK ・照射スピードが速い | ・効果を実感しやすい ・少ない回数で永久脱毛できる ・濃くて太い毛に効果大 |
デメリット | ・効果の出方がゆっくり | ・強い痛みを感じやすい ・肌トラブルリスクが比較的大きい ・産毛は反応しにくい ・照射に時間が掛かる |
医療レーザーの種類
医療レーザーには、3つの異なる波長を持つものがあり、「アレキサンドライトレーザー」、「ダイオードレーザー」、「ヤグレーザー」に分類されます。

それぞれの違いを表にまとめています。
アレキサンドライトレーザー | ダイオードレーザー | ヤグレーザー | |
---|---|---|---|
脱毛方式 | 熱破壊式 | 熱破壊式 蓄熱式 | 熱破壊式 |
深さ(nm) | 755(波長が短い) | 810-940(波長が中間) | 1064(波長が長い) |
メリット | ・メラニンへの吸収率が高い →濃くて太い毛に効果◎ ・美肌作用あり(シミ、そば かす、毛穴) | ・産毛にも効果◎ ・色黒肌もOK ・比較的痛みが少ない | ・根っこが深い毛に効果◎ ・産毛にも効果○ ・色黒肌もOK ・美肌作用あり(シミ、ぞばかす) |
デメリット | ・色黒肌は火傷のリスクあり ・産毛はメラニン色素が薄いため△ ・部位によっては痛い | ・熱破壊式の場合、部位によっては痛い | ・比較的強い痛みを伴う |
どの組み合わせがいいの?

脱毛の効果は、脱毛方式とレーザーの組み合わせで決まるのは分かったけど、結局どれがいいの?

その答えは、結局のところ人によりけり。。。
要は、自分に合うものを選ぶことが大切なの!
それぞれにおすすめな人の例を挙げているので、参考にしてみて下さい。
熱破壊式アレキサンドライトレーザーがおすすめな人
- 色白さんで毛が全体的に濃い人
- 色白さんで、VIOや脇、膝下など毛が濃いところを脱毛したい人
- 濃くて太い毛への効果をいち早く実感したい人
熱破壊式ダイオードレーザーがおすすめな人
- 産毛にも、濃くて太い毛にもある程度効果を実感したい人、全身脱毛がしたい人
- 色黒さんで全身脱毛がしたい人
- 痛みが苦手だけど効果を実感しやすい脱毛がしたい人
熱破壊式ヤグレーザーがおすすめな人
- 色黒さんで、VIOやヒゲ、脇などの剛毛の脱毛がしたい人
- 痛みに強い人
- アレキサンドライトレーザーや熱破壊式ダイオードレーザーを一箇所につき5回以上当てた後も毛が減ったと感じない人
蓄熱式ダイオードレーザーがおすすめな人
- 顔の脱毛がしたい人
- 全身の毛が産毛っぽくて薄い人
- 色黒さんで毛が薄い人
- 痛みに弱い人
- 敏感肌の人
- 脱毛の効果が目に見えて分かり辛くてもコツコツ通える人
自分に合った脱毛機器を選ぼう
自分に合った脱毛方式とレーザーはどれか選べましたか?
その脱毛機器を導入しているクリニックを選ぶことで、最も自分に合った脱毛施術を受けられることは間違いないでしょう。
それぞれの主な脱毛機器と、それを導入している主なクリニックは以下の通りです。
是非参考にしてみて下さい。
熱破壊式 アレキサンドライトレーザー | 熱破壊式 ダイオードレーザー | 蓄熱式 ダイオードレーザー | 熱破壊式 ヤグレーザー | |
---|---|---|---|---|
主な脱毛機器 | ・ジェントルレーズ ・ジェントルレーズプロ ・アリオン ・モータスAX ・ジェントルマックスプロ ・ジェントルマックスプロプラス ・スプレンダーX ・クラリティツイン ・クラリティツインⅡ ・エリートiQ ・エリートプラス ・excel HR ・サンダーMT | ・ライトシェアデュエット ・ライトシェアデザイア ・ライトシェアクアトロ ・ベクタス ・ラフィーユ ・メディオスターモノリス ・ラシャ ・クリスタル・プロ ・ヴィーナスヴェロシティ | ・メディオスターNEXT PRO ・フォーマ・アルファ ・NIR Plus ・ソプラノチタニウム※ ・ソプラノアイスプラチナム※ ・ヴィーナスワン※ ・メディオスターモノリス ・ラシャ ・クリスタルプロ ・ヴィーナスヴェロシティ | ・ジェントルヤグ ・ジェントルヤグプロ ・Xeo ・ジェントルマックスプロ ・ジェントルマックスプロプラス ・スプレンダーX ・クラリティツイン ・クラリティツインⅡ ・エリートiQ ・エリートプラス ・excel HR ・サンダーMT ・ライトシェアデザイア |
クリニック例 | ・ルシアクリニック ・アリシアクリニック ・フェミークリニック ・レジーナクリニック ・表参道スキンクリニック ・ぎなん皮ふ科クリニック ・メディカルエピレーションクリニック ・シロノクリニック ・カルミア美肌クリニック ・大美会クリニック | ・アリシアクリニック ・エミナルクリニック ・リゼクリニック ・城本クリニック ・クレアクリニック | ・フレイアクリニック ・エミナルクリニック ・TCB ・リゼクリニック ・ブランクリニック ・レジーナクリニック ・大美会クリニック | ・アリシアクリニック ・表参道スキンクリニック ・ぎなん皮ふ科クリニック ・メディカルエピレーションクリニック ・大美会クリニック |
コース料金(コスパ)&コース料金以外の追加料金
なんだかんだで気になるのが料金面ですよね。
コース料金のコスパ
コース料金は、基本的にそれぞれのクリニックに導入している脱毛機器によって上下しますが、同じ脱毛機器を使っているにも関わらず値段が高めに設定されていることもあります。
- 全身脱毛(VIO・顔あり)やVIO脱毛など、自分が脱毛したい部位の施術一回分の料金同士で比較すること。
- 同じ脱毛機器、または脱毛方式とレーザーの組み合わせが同じものを導入するクリニック同士で比較すること。
脱毛したい部位が決まったら、自分に合った脱毛機器が使われているクリニックをピックアップし、その中で施術1回分の料金が比較的安く設定されているところ、つまりコスパが良いところを選ぶのがベストです。

ついつい安いだけで選んでしまって、熱破壊式が良かったのに蓄熱式だった・・
なんてことにならないように、最初から脱毛機器(脱毛方式とレーザーの組み合わせ)から選ぶことをおすすめするよ!
コース料金以外の追加料金
最初からコース料金以外の追加料金を見て契約する人はあまりいないかも知れませんが、結構大事なのでしっかりと確認しておきましょう。
ほとんどのクリニックで追加料金をとらないものは
- 初診料
- 再診療
- カウンセリング料
- テスト照射
- 各種処置料
- アフターケア
- 肌トラブル時の治療費
- 有効期限の延長 etc
逆に、料金が掛かる可能性があるものは
- シェービング代
- 麻酔代
- キャンセル料金 etc
料金が掛かる可能性があるものは、多少自分でコントロールできます。
しかし、シェービングの剃り残しがあったり、痛みが強くて麻酔が必要になったり、施術当日体調を崩してしまったりと、何かしらで追加料金が掛かる可能性があります。

もし、同じ脱毛機器を使用していて、コース料金が同じくらいのクリニックがあり、どちらか迷った場合は追加料金が少ない方を選ぶと良いね!
通いやすさ
1〜3ヶ月毎に1回通うのに負担がないかどうかは重要です。勿論、クリニック側が交通費等の負担はしてくれません。
途中でやめてしまわないためにも、定期的にきちんと通うためにも、通いやすさを知っておくことが大切ということです。
- 電車やバスで通うなら、駅やバス停の近くにある
- 車で通うなら、駐車場がある(or近くにコインパーキングがある)
- 自転車で通うなら、自転車置き場がある(or近くに駐輪場がある)
- 引越しの可能性があるなら、全国展開しているところ

意外と見落としがちだけど、カウンセリングに行く際に、周りの環境等もチェックしておくと良いね!
まとめ
この記事では、無料カウンセリング前に調べることができる、医療脱毛クリニックを選ぶ時に見るべきポイントを解説してきました。
- 導入している脱毛機器&脱毛方式の種類
- コース料金(コスパ)&コース料金以外の追加料金
- 通いやすさ
自分に合った脱毛機器(脱毛方式・レーザー)を導入しているクリニックをピックアップし、その中でコース料金のコスパと追加料金の有無、通いやすさを総合的に判断すれば、契約後に後悔することはないでしょう。
番外編
無料カウンセリングは、その名の通り「無料」なので、気になるクリニックが複数ある場合は全部のクリニックの無料カウンセリングに申し込んじゃいましょう。
そして、カウンセリングで分からないことや疑問に思うことは全て解消しましょう。
その場で契約をしなくても大丈夫です。気になる全てのクリニックのカウンセリングを受けた後に本当に自分のニーズに合ったクリニックで契約をすれば、より自分に合った脱毛施術が受けられるはずです。
以上です。最後まで読んで頂き有難うございました。皆さんが医療脱毛クリニックを選ぶ際に役立てれば幸いです。
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